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セラピーパーマ

technique:春永 和弥

大きめのカールを狙うと、パーマのダレによりダメージだけが残ってしまう。「パーマ=髪が傷む」という問題をクリアすれば、デザインを楽しんで頂く提案ができる。髪を健康状態に近づけ施術をおこない、中間にも栄養分を入れ、施術終了後もシャンプー台でアルカリ除去と特殊トリートメントにより、髪を元の状態以上にしていくパーマプロセス。トリートメント行程も含めパーマを提案しています。



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素材条件
やや硬めの髪質。
大きい動きのパーマを求めると、乾かすとダレてしまいやすい。
毛先の量感を減らしてからパーマをかけると根元のかかりが悪く、毛先だけ曲がる仕上がりになってしまいます。
大きめのロッド選定で、クリープを行うことで、根元から大きめのしっかりカールを作り、アフターカットで量感と質感を調整するプロセスでアプローチします。

技術プロセス

前処理

genekiワクワクneo_3種混合原液neo-mist

・尿素配合の浸透促進原液を5倍希釈したものをフォーマーを使い泡で塗布していきます。さらに浸透を促すために揉みこむようにします。

・ダメージ部位に働きかける3種類の異なった起源および低・中・高分子量のダメージ修復PPTを配合している3種混合原液を5倍希釈してフォーマーを使い泡で塗布していきます。
・毛先の質感をやわらかくする目的で、ナノ化CMCを配合したワクワクneoミストをフォーマーを使い泡で塗布していきます。さらに浸透を促すために揉みこむようにします。

ワインディング

・大きめのロッドで、根元まで巻き収めます。ネープは巻かずに、サイドのアウトラインはピンパーマで対応します。

1液
ca-h
・シス系パーマ剤の上から、システアミン配合カーリング料ソニルCA-Hのダブル還元です。キャップをして2分放置します。
・温水を1液と同量を目安にスポイトで塗布します。表面に付着した薬剤及び毛髪内部で滞っている薬剤を拡散させ、ダメージを最小限にしながらカール効率を上げる目的です。水分補給後、再度キャップをして5分放置します。
・テストカールをして、3分追加放置します。

中間処理

ワクワクneo_ヘマヘマneo-mistワクワクneo_3種混合原液neo_kワクワクneo_キトキト
・シャンプー台で中間水洗後、ヘマへマを10倍希釈したものを塗布します。
・ナノ化CMCを配合したワクワクneoミストとダメージ修復PPTを配合している3種混合原液と水を1:1:3の割合で混ぜたものを塗布します。
・スチームで15分間クリープを行います。
・クリープ後、ポリKを10倍希釈して塗布したあと、キトキトを10倍希釈して塗布します。

2液
b2-1000
・ソニル BⅡローションを全体に塗布。7分×2回放置してから流します。

後処理

premium

fai-betap-emuneo_kワクワクneo_キトキト

・プレーンリンス後、シャンプー台にて3ステップのシステムトリートメントを行います。
1.ファイベータをフォーマーを使い泡で塗布していきます。ナノ化CMCで壊れた路を補修しながら、コルテックス内部に疎水性ファイ型ケラチンなどのPPTを導入し、補修していきます。
2.パワードエマルジョンをその上から塗布します。コルテックスに導入されたPPTが抜けないようにポリフェノールで膨潤した髪を引き締めます。同時に接着CMCを補給しコルテックス同士を接着させます。
3.軽い仕上がりを求めるため、パワードベータの代わりにポリKの10倍希釈からキトキトの10倍希釈でイオンコンプレックス処理を行います。

 

アフターカット〜仕上げ

・ウェットでセニングシザーを使い、全体に均一に毛量調整を行います。

gal-mist

・ガルバミストを付けてラフにドライします。
・ドライカットで、毛量と質感を調整して、少し硬めのワックスで仕上げます。

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