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お客様の素材条件
ドライ時とウエット時のギャップも含めて最終的な判断を行いますが、基本的にはクセの状態は強・中・弱の3段階に分類し、その強さに応じた薬剤選定とアプローチをしていきます。今回のお客様はドライ時に強と判断、その後ウエットにしても伸びがないことから、最終的に強のクセと判断しました。
技術ポイント
毛髪内部に必要なものはしっかりと入れ、必要なくなったものはしっかりと抜くというシンプルな発想を形にした技術です。縮毛矯正に欠かすことができないアイロン操作では、水分を抜くイメージでアイロン操作をするウエットアイロン法でアプローチしています。
技術プロセス
前処理剤
・3種混合原液とベータレイヤーミストNFを5倍に希釈(1:4)し、毛先を中心に塗布していきます。もしハイダメージ毛であれば、キトキトで対応します。
・毛先中心に塗布した処理剤はタッピングすることにより、しっかり浸透をするように促します。
・次に毛先だけに特トリを原液で塗布します。
・同様にしっかり浸透させるためにタッピングします。
1液
カーリング料によるアプローチです。1液はソニルEXPプラスにヘアトリートメント リマサリをミックスして使用。ハケを使って全体に塗布していきます。全体塗布終了後、放置タイムは15分。
中間水洗&中間処理
・1液の放置タイムが残り3分になったところから中間水洗へと入ります。シャンプーボールに炭酸泉を溜め、チェンジリンス。放置タイム終了まで続けます。
・トイトイトーイ ダメージケアシャンプーで洗い流し、炭酸泉で流します。
・タオルドライ後に、キトキトを水で10倍に希釈して全体に塗布。3分放置してから炭酸泉で流します。
アイロン操作
しっかりとタオルドライした状態からアイロン操作に入ります。アイロンの温度を160℃にしてから施術を開始します。ここでは温度設定が重要ではなく、あくまでもウエットの髪から水分を抜いていくのに適した温度をイメージ。アイロンの当て方も挟んだまま根元から毛先に滑らせるのではなく、アイロンの上下の面を使いながら髪の表面と裏面をドライしていく感覚です。
2液
ソニル BⅡローションを全体に塗布。7分×2回放置してから流します。
後処理
・ヘマヘマを水で20倍に希釈して、髪全体に行き渡るように塗布していきます。その後、炭酸泉で流します。
・キトキトを水で10倍に希釈して、髪全体に行き渡るように塗布していきます。その後、炭酸泉で流します。
・ベータレイヤーエマルジョンを原液のまま全体になじませるようにしながら塗布していきます。その後、炭酸泉で流します。