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素材条件
前回のヘアカラーは半年前。白髪は10%で、ハチ上に集中しています。新生部は6センチ伸びて、既染部は中間が8レベル、毛先は9レベルくらいで、若干赤みが残っている状態です。ダメージレベル(5段階)は、中間3レベル、毛先4レベル。
技術ポイント
ダメージ部位への対応は前処理と中間処理です。前処理ではケラチンとCMC配合の処理剤を用い、毛髪に足りないタンパク質を補い、ダメージを軽減します。中間処理では毛髪組成成分の補充と色味の定着を目的に処理剤を選定します。ヘアカラーは自然なブラウンの色味で全体を落ち着かせていきます。同時にウイービングハイライトをポイントで加え、よりツヤを感じるデザインをプラスしていきます。
技術プロセス
前処理
・毛先の傷んでいる部分に対して、ケラチン、CMC配合の処理剤アラントゥール 1メイクベースを2倍に希釈し、塗布していきます。
カラー施術
カラー施術(ハイライト)
・ウイービングによるハイライトをトップからハチ下にかけて数枚入れて、ツヤ感をアップさせます。フォーミュレイト アメルティ ドレッシーラインD-10DM+フォーミュレイト アメルティ10La=1:1/OX6%を使用します。
カラー施術(ベース)
・全体の印象としては落ち着いた色味と明度にするため、ベースカラーはフォーミュレイト アメルティ ドレッシーラインD-6DM/OX4.5%を使用します。
乳化&中間処理
・中間処理を行います。ケラチン、CMCを配合している処理剤アラントゥール 1メイクベースに対して、ヘマチン配合処理剤アラントゥール 4ホールドブリッジを同量のバランス(1:1)でミックスし、シャンプーボールに溜めたお湯に対して2周くらいの量を入れます(目安)。
・トリートメント水を髪にかけながら乳化させていきます。乳化時間の目安は髪がツルツルした感触に変わるまでの約3分。