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素材条件
前回の来店は半年前で、その間に他店にてヘアカラー履歴があります。ベースが高明度な上にブリーチをしている素材、さらに普段から海やプールに足を運んでいるため、ヘアカラーと紫外線やドライヤーの熱などの複合でダメージが蓄積しています。ダメージレベル(5段階レベル)は、根元が2レベル、中間が3レベル、毛先は4レベルの状態です。特に毛先はクシが通らない状態になっています。
技術ポイント
プレで各種トリートメントを行って毛髪強度を高めてからヘアカラー施術へと入ります。特に今回は毛先のダメージが激しいので、最初に使用するカチオン化システイン配合の処理剤によって、どのくらい毛髪にハリを戻すかがポイントになります。さらに通常はケラチン、CMC、セラミドなど、毛髪に必要なトリートメント処理を1工程行ってからカラー施術へと入りますが、確実に毛髪強度が期待できることから、今回はあえて2工程のトリートメント処理を経てからヘアカラーへと進みます。
技術プロセス
前処理


・ダメージの大きい毛先にBYACをポリkで5倍希釈(1:4)して塗布します。
・シャンプー台に溜めた湯に溶かしこんで全体になじませていきます。
・次の処理剤を浸透しやすくするため、一度タオルドライして水分をふき取ります。


・毛先に芯が疑似的にできています。ここで3種混合原液とベータレイヤーミストを1:4の割合でミックスして塗布していきます。塗布後、浸透を促すためにタッピングし、さらにお湯を足して全体に塗布していきます。
・流したら、再度次の処理剤が浸透しやすくするため、再度タオルドライして水分をふき取ります。


・特トリとヘアトリートメントリマサリを1:2の割合でミックスして塗布します。ここでも浸透を促すためにタッピングします。お湯を足してチェンジリンスで全体に塗布していきます。
・再度タオルドライして水分をふき取ってから次のプロセスへ進みます。


・いきいきをベータレイヤーミストで5倍希釈して毛先中心に塗布します。同様にタッピングして浸透を促した後、全体に塗布していきます。

・タオルドライして水分をふき取ったら、ベータレイヤーエマルジョンを毛先中心に塗布し、タッピングして浸透を促します。
・振動アイロンを60℃に設定し、毛先中心に当てて熱と振動で浸透を促します。

・再度タオルドライして水分をふき取ったら、ヘマヘマを10倍希釈して塗布します。

・さらにキトキトを10倍に希釈して塗布します。

・パワードベータを毛先中心に塗布します。
カラー施術
新生部を残して中間から毛先にカラー剤を塗布していきます。コーミングは1回で髪への負担を軽減します。
全体の塗布終了後、時間をおかずに根元新生部にカラー剤を塗布していきます。
自然放置。
仕上げ

アウトバストリートメントであるガルバエマルジョンを全体に塗布してドライ。

仕上げにベータレイヤーCVを塗布します。
